劇団レトルト内閣 【演劇・大阪】

謹賀新年

旗揚げから12年、出会いと別れの12年間

 新年あけましておめでとうございます。劇団レトルト内閣座長の川内です。旧年中は、皆様にはひとかたならぬご支援を賜り、誠にありがとうございました。
 早いもので、劇団レトルト内閣は本年を持ちまして旗揚げ12年目を迎えることとなりました。12年前、神戸の小さな劇場で誕生した劇団レトルト内閣。僕自身、劇団活動をこんなに長く続けてこられるとは思っていませんでしたし、当時は想像もしなかった苦労を乗り越え、反面、予想を超える感動にもたくさん出会うことができました。
 12年間の歩みの中で、多くの出会いと別れがありました。演劇から引退した人、別の劇団で頑張っている人。別れはとても寂しいことです。それでも、レトルト内閣に少しでも関わってくれた全ての方々に、心から感謝をしています。今は進む道が違っていても、それらの出会いがなければ今のレトルト内閣はなかった。出会いによってどんどんと色を変え、変化を繰り返して成長してきたレトルト内閣座長として本当にそう思います。
 また別れに伴うように、新しい出会いもたくさんありました。現在稽古中の次回公演、エレガンスROCK「倦怠アヴァンチュール」では、初めてキャストオーディションを行い、本当にたくさんの素晴らしい才能と出会うことができました。新しいメンバーとの出会いで、再び劇団が変わろうとしているのを感じます。
 新たな才能との出会いで化学反応を繰り返し、どんどん色を変えてゆく劇団レトルト内閣。これからこのレトルト内閣がどのように発展していくのか、とても楽しみです。

エレガンスROCK「倦怠アヴァンチュール」

 2013年の劇団レトルト内閣は、2月1日~3日、梅田HEP HALLにて第20回本公演エレガンスROCK「倦怠アヴァンチュール」を上演します。6年前に初上演し、多方面から高評価をいただき、現在の表現の方向性を決定付けた作品です。
 6年前の初演時にはいなかった、福田恵、初夏、佐伯雄司といったメンバーも、今やすっかり劇団の中枢を担うまでになってくれました。さらに、劇団子供鉅人から益山寛司さん、コントユニットかのうとおっさんのお二人という魅力的な客演陣、オーディションで出会ったフレッシュな顔ぶれとともに新たに作りあげる、レトルト内閣の新しい歴史の1ページとなる公演です。ぜひ、ご期待ください。

2013年 元旦

劇団レトルト内閣座長 川内信弥

劇団レトルト内閣

関西学院大学の演劇サークルを母体として2001年に結成した劇団。座長は川内信弥、演出・脚本・音楽は三名刺繍が担当。近鉄アート館・ABCホール・HEP HALLなど大阪の劇場を中心に演劇の舞台公演を行っている。